2冊目 『LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略』

f:id:mintbon:20181230172149j:plain


 『LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略』

リンダ・グラットン/アンドリュー・スコット 著  池村千秋 訳



人生が100年になった私たち。100年時代を災いとするのではなく、いかにしてその恩恵を受けるかが書かれた本。100年時代を悪いものと捉えていた私に、新しい考えをくれた。


3ステップの人生(教育→就職→引退)を生きられない私たちは、お金のような有形資産はもちろん必要だが、友人関係やスキルといった無形資産も必要になる。



〜特に学べた点〜


・100年時代では、友人関係や知識、健康を資産と考える必要がある。資産はすぐには消えないが、使ったり放置したりすると価値が低下する。したがって資産にはメンテナンスや投資が必要だ。

→当たり前だが長寿化で長く生きることになる。伸びた人生をいかに充実させるかは友人関係や知識、健康に関係する。これらを維持していれば、それによって受ける恩恵も長くなる。



・人生で多くのステージを経験する私たちは、1つのアイデンティティを柱にする必要がある。自分がどういう人間か、何を大切にするかを考えて、過去と未来をつなぐ一貫性のあるストーリーを作るのだ。

→生きる期間が長い上に3ステップの人生ではない私たちは、自分の人生を選択する回数が増える。「自分は何がしたいか?」「自分にとって何が大切か?」といったいわゆる自己分析をすることがこれからの人生に求められるのではないか。




〜感想〜


目先の快楽ではなく、長期的な利益を目指して常にスキルアップ、勉強をしていきたい。そして、世界中がネットで簡単に繋がるようになった現代を生かし、そして他人の立場で物事を考えることで多くの価値観や考え方に触れて視野を広げていきたい。