14冊目『心を強くするストレスマネジメント』(おススメ!)

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榎本博明


就活生に求められる力として「ストレス耐性」があったから読んでみた。結果、自分はストレス耐性が弱いことに気づいた。これからストレス耐性を高めていくことを決意した。


〜特に学べた点〜


仕事でミスしたとき「こんなミスするなんて私はダメだ」と過剰に悲観的に受け止める人はストレス反応が出やすい。

一方で「次から気をつけよう」と思う人はストレス反応が出ない。33



悲観的に受け止める人でも運動したり人間関係で救われればストレス反応が出ない。33



ストレス反応が出やすい人は、物事のネガティブな部分に目を向ける傾向がある。52



ストレスを感じやすい人は、相手の目線をネガティブに受けとる傾向がある。例えば傷つけたかな?とか嫌われたかな?とか。53



人間関係がストレスになりやすい人は、物事を歪んで解釈をする。54



同じことを言われても「侮辱された」と捉える人と「ユーモアのあるからかい」と捉える人がいる。



これらは自然的に発生する。この自動的認知のせいで対人関係に消極的にり、人間関係がストレスになる。56



社会的スキルが乏しいためソーシャルサポート(助け合える人間関係)に欠けてストレスになる人もいる。57



社会的スキルの不足で自己開示できる人が少ない場合、そのことでストレスを感じ鬱になりやすい。57


→自分がまさにこれ。自己開示ができない。



他者に対して情緒的サポートができない社会スキルの欠乏もある。57



★つまりストレス対策として社会的スキルを身につける必要がある。59



ネット依存もストレスになる。59



ネット利用は身近な人との関わりをなくしうつや孤独感を高める。61



ストレス反応を防ぐためにはポジティブな認知的評価の習慣をつけることが必要。83



何かが起こったとき心の中で自分自身に説明する説明スタイルが必要。85



3つの分野における悲観的な人と楽感的な人の違い。


①永続性

誰かから感じの悪い態度を取られたり、成果が出なかった時。


悲観的)いつも、どうせ

⇨いつまでも続くと思う


楽観的)時々、最近

⇨状況を限定し悪いことは一過性とみなす



②普遍性

ズルい営業者に痛い目にあわされたとき、営業者に迷惑をかけられたとき。


悲観)ばかり、みんな

⇨営業者はみんな汚いやつばかり

⇨悪い出来事を普遍化


楽観)あの(限定的)

⇨あの経営者は信用できない

⇨普遍化せず特定の要因で説明


ストレスフルな状況も普遍化せず特定化する



③個人度

仕事がうまくいかずノルマが達成できないとき


悲観)僕は無能、僕は適性がない

⇨自分の内的要因のせいにする


楽観)誰も教えてくれない、この頃ついてない

⇨外的要因のせいにする



つまり

自分はネガティブな説明癖があると思う人は、ネガティブな出来事に遭遇したとき

・一時的

・特定的

・外的

を意識して癖を治すことを心がける


そのために

・悪い出来事が持続すると考えるのをやめて、そのうち事態が好転するだろうと考える


・自分はどんなスキルや知識が足りないのか特定化する


・外的要因にも目を向ける




上司に怒られたとき「やらかしちゃった、気をつけなくちゃ」と冷静に受け止められる人はとくにストレス反応が出ない。92



べき思考をやめて、失敗したら次に生かそうという合理的な信念に書き直す。95



対人ストレスを感じやすい人は、神経過敏で傷つきやすい。傷つきやすい人は「自己受容」ができてない。

⇨★対人ストレスに強くなるには自己受容が有効。98



★自己受容とは、長所だけでなく短所もあるのが自分だと受け止めること。未熟ながらも頑張ってる自分を認めること。99



過去と現在の自己評価が高いほど、対人不安意識が弱い。過去と現在の自分を高く評価できないことが対人不安と関係している。99



また、自分の過去にとらわれ、よく後悔し、消したい過去がある。過去をよく思い出し、思い出すととても嫌な気分になる出来事があり、過去に戻りたいと思い、書き換えたい出来事がある人ほど対人不安意識が強い。100


→自分に当てはまった。自分は対人不安意識が強いことを知れてよかった。これから対処していきたい。



自分の過去に満足していて、自分の過去が好きで、明るい思い出が多い人ほど対人不安意識は弱い。100



★つまり、人生いろいろあるものだと開き直って、自分の過去の嫌なことや思い通りにならなかったことを含めて自分の過去を素直に受け入れることが必要。


→自分を受け入れること。



対人ストレスを感じやすい人は、人に対して気を遣いすぎる。人からどう思われるかを気にしすぎる。100


⇨「よく思われたい」という思いが強すぎる



対人不安の強い人は他人に期待しすぎる。101



日本人はのほとんどが対人不安を抱えている。101


⇨相手の不安を和らげるつもりでいること、ありのままの自分を分かってもらえればいいと思うことが必要。



ストレスに弱い人は苦しかった時期をただイヤな時期だったと思う。だから振り返ることをしない。

ストレスに強い人はネガティブな出来事を振り返って教訓を探す。


⇨どんな経験にもポジティブな部分を見出そうとするのがストレスに強くなるコツ。104



日々のストレス耐性に意味を見出せるとストレス耐性が高まる。105



仕事に意味を感じるうえでとくに重要なのは、誰かの役に立ってる、世の中の役に立ってるという実感。107



ストレス耐性がある人は冷静で一喜一憂をせず、物事を多面的に見れる。109

つまり認知的複雑性が高く、相手の立場で捉え直すこともできる。自分の特徴をたくさんあげることもできる。



笑いやユーモアはストレスに対する免疫を高める。113



人に頼りすぎも問題だが頼らなすぎも問題。困った時はお互い様という気持ちを持つ。116



自己開示できる人間関係をもつ。118



人に言えない時は筆記開示をする。ノートに自分の思いを書く。121



ストレスに強い人は日頃から趣味や気晴らしをする時間を持っている。123



対人ストレス解消法

・ポジティブ関係コーピング

⇨意地悪してくる相手との関係を改善し、より良い関係を築こうとする


・解決先送りコーピング

⇨ストレスフルな関係を問題視せず時間が解決すると思う



イラッときた時の対処法

・何か言いたい衝動に駆られても一呼吸おく

・自分自身を実況中継してみる

・怒りを鎮めるセルフトークを使う

・役割に徹する(上司に怒られてる時は部下、取引先に怒られてる時は出入り業者)

・ネガティブワードをポジティブに変換する



イライラ体質を脱する方法

・ネガティブな思いを反芻しない

・嫌な気分の時に過去を振り返らない

・ネガティブな思いは口に出さない

・ネガティブな経験をポジティブに捉え直す

・自分の劣等性を受け入れる

・「なんで」を「どうしたら」にする



心も無理をすることで、多少の無理にへこたれない強い心になる。175



ネガティブな出来事をポジティブに捉え、失敗から学ぶことが本当に重要。176



ネガティブな感情をもちこたえるには、思い通りにならなかった時に頭で考える。179



ネガティブな経験を生かそうとする。182



悩みは聞いてあげるだけで役立つ。198




能力を褒めると守りの姿勢になるが、頑張りを褒めると積極的にチャレンジできるようになる。204



相手の話をちゃんと聴くには、人の話を遮らないこと、話すより聴くこと。216

⇨積極的傾聴

⇨相手に関心を向け、言いたいことや気持ちを分かりたいという思いで聴くこと。



〜まとめ〜
ストレス耐性は心のあり方。
・ネガティブな出来事をポジティブに解釈し、学びとする。
・良いことも悪いことも含めて自分を受け入れる。
・ネガティブな出来事を感情的に見るのではなく冷静に頭で考える。多面的に見て相手の立場に立つ。
これらのことがストレス耐性を強める。
私のこれからの課題は社会性をつけること!