8冊目『嫌われる勇気』

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岸見一郎

古賀史健



具体的なノウハウというよりは、心のありようが書かれた本。


〜自分なりのまとめ〜

私たちは、自分に与えられているものをうまく使い「いま、ここ」を生きること。そして、自分の主観で他者に貢献することで幸せになれる。

世の中の悩みは全て対人関係だが、他者は自分の期待を応えるために生きているわけではない。課題を分離する。



〜特に学べた点〜

★大切なのは何が与えられているかではなく、与えられたものをどう使うか。44



★不幸自慢…不幸であることで特別であろうとし、不幸であることで人の上に立とうとすること。自らの不幸を武器に、相手を心配させて支配すること。89


→不幸も実は自慢になることが驚きであった。自分も不幸な話をする時があるが、心配されたいと思っていたのかもしれない。



★他者の幸せを祝えないのは、競争関係の中にいて自分が負けたと捉えてしまうから。人々は自分の仲間だと実感できれば世界の見え方は変わる。99


→他者の成功を祝えない自分が嫌になる時がある。人々は自分の仲間だということを常に意識したい。



★仕事の対人関係は最もハードルが低い。成果という分かりやすい目標があるから少しくらい気が合わなくても協力できる。就業時間が終わったり転職すれば他人に戻れる。112


→就職した際の職場の対人関係が不安であったが、このことを念頭に置きたい。そして同じ理念に向かって協力できる職場に就職したい。



★相手が幸せそうにしていたらその姿を素直に祝福できることが愛。116



★この人といる時はとても自由に振る舞えると思えた時に愛を実感できる。116



★自分は他者の期待を満たすために生きているのではないし、他者も自分の期待を満たすために生きているのではない。136



★私はこの人に何を与えられるかを考えるのが共同体へのコミット。そうすることで自らの居場所を得られる。188



★対人関係で困った時は、より大きな共同体の声を聞く。193


→自分が小学生の時に仲間はずれにされた時は、友達関係が世界の全てだったように感じる。世界はもっと広いって今なら分かる。同じようなことで悩んでいる人に伝えたい。



★自らの主観によって他者に貢献できてると思えることで、自らの価値を実感できる。206



★私たちは何が与えられているかは変えられないが、与えられたものをどう使うかについては自分の力で変えることができる。228



★幸福とは貢献感。253



★過去に何があったかは、「いま、ここ」には何も関係ないし、未来がどうであるかなど「いま、ここ」では関係ない。271

⇨「いま、ここ」を真剣に生きる。274