10冊目『ロジカル・シンキング』
照田華子/岡田恵子
ロジカルシンキングを身につけるために読んだ本。正直難しかったが、言いたいことは掴めたと思う。あとは実践して身につけたい。
重要だと思った箇所をまとめた。これを読んで内容を知って、最後にあるまとめを読んで内容を理解してもらえたらと。
〜特に学べた点〜
そもそもロジカルコミュニケーションとは?
…論理的なメッセージを伝えることによって相手を説得して、自分の思うような反応を相手から引き出すこと。2
コミュニーケーション
…メッセージのキャッチボールをすること。13
【メッセージの3要素】
①答えるべき課題、テーマが明確
②課題やテーマに必要な要素を満たした答えがある
③相手に期待する反応がある
【コミュニーケーションの前にする2つのこと】
1)課題を確認する
まず、自分が相手に答えるべき課題は何か確認する。
2)相手に期待する反応を確認する
コミュ二ケーションを通して相手にどんな反応をしてほしいか確認する。目的を持つ。
1.2を確認してからはじめて答えを考える。
相手にメッセージを伝える時は、最初に1.2を言う
課題の答えの要素
…結論、根拠、方法 23
【結論の注意】
①自分の言いたいことの要約ではない
⇨課題の答えを要約する。
②「状況によっては」「場合によっては」を使わない
⇨具体的な状況と場合を明示する。28
【根拠の注意】
①「Aが必要だ、何故らならAがないからだ」は根拠にならない
⇨その現象を引き起こしている数ある原因の中から、何故それを選んだのかを説明する。30
②客観的判断か事実かを聞き手が分かるようにする
⇨判断なら「なぜ・どうして」思ったかを示し、事実なら「具体的な現象」を示す。31
③前提を確認する
⇨判断の軸を示し、共通事項とする。34
【方法の注意】
①他社や10年前でも通用しないものにする
②修飾語では物事は具体的にならない
⇨具体的に方法を書ける・話せることが、具体的に問題を解けているということ。36
★分かりにくいコミュニーケーションの共通点
1)重複、漏れ、ずれ
2)話の飛び
【重複・漏れ・ずれをなくす技術MECE】
MECEとは…ある事柄を重なりと漏れのない部分の集合と捉えること
○MECEの分け方の例
・3c/4c
…顧客・市場、競合、自社、チャネル
・4P
…ターゲットとする顧客にどんな特性の商品をどのような価格でどのようなチャネルを使ってどのような訴求方法で届けるか。
・流れ、ステップ
…どんな価値を届けるか「価値の選択」、その価値を実際の商品やサービスという形で届ける「価値の創造」、顧客の元に届け具現化してもらう「価値の伝達」
・効率/効果、質/量
・事実/判断
○グルーピング
結論のための手持ちのネタを洗い出し、情報を整理⇨グループにタイトルをつける⇨漏れ、重なり、ずれがないことを確認
【話の飛びをなくす技術】
1)so what?/why so?
ABCという情報をso what ?したものがX
⇨Xをwhy so? したものがABC
so what…1つもしくは複数の要素全体から言えることを、課題に照らして抽出すること。
why so …なぜそのようなことが言えるのか
※日頃から「要するにここから何が言えるだろう」「要するに、この話で大事なことは何だろう」と考える癖をつける。
※so what したらwhy soで確かめる習慣をつける。
2種類のso what/so why
①観察
同じ種類の情報の中から要点を抽出
②洞察
ある状況を示す複数のデータからルールや法則性を導き出して応用。ある情報からそれとは種類の違う情報を引き出す。
★以上を踏まえて論理を作る
【論理の基本構造】
1)結論が課題の答えになってる
2)縦方向に結論を頂点としてso what?/why so?の関係が成り立つ
3)横方向に同一階層の複数の要素がMECEになってる
【論理パターン】
1)並列型(事実や判断内容)
…上記で説明したやり方
2)解説型
…so what / why so の根拠の分け方が「事実」⇨「判断基準」⇨「判断内容」
〜まとめ〜
コミュニーケーションには、課題・答え・相手に期待する反応が必要。相手に期待する反応は目的であり、何の課題でどんな目的を果たすためにコミュニーケーションを取るのか考える。
そして課題の目的を達成する答えを示すために、漏れ・重複・ずれ・飛びのないコミュニーケーションをする。
そのためにMECE技術と、so what / so why 技術を使い論理的に文を組み立てる。
これらの技術は実際に使うことで出来るようになる。
読んでみて一番重要なことは、課題と目的を確認し、目的を達成するためのコミュニーケーションをすることだと思った。